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小劇場 : 運命の裏側・1

誰かの冒険記


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無気力。
別に生きることに対して執着心とかは無かった。
――そうですか?
うん…別に。わざわざ死ぬのも面倒だから死なないだけで。
――本当にそうですか? …では、確かめに行きましょうか。
  このことは、全てを思い出せたときに、思い出して下さい。




気付けばビジネスホテルの一室、ベッドで寝ていた。
部屋の隅に大きめのバッグがひとつ。

えー、と。なんだっけ。なんか目的があった気がするんだけど。
思い出せない。
まぁいいや。思い出せることだけ思い出してみる。

まずこのカバン。どういう仕組みか分からないけど、許容範囲内で「必要なものを思い浮かべるとそれが出てくる」という優れものらしい。
昔の小説にそんな設定のカバンが登場するらしいが、よく知らない。

そういえば、僕はこれから同じような境遇の人と同行することになるらしい。どんな人かは聞いてない。多分近くに…例えば隣の部屋あたりにいるのではなかろうか。


…そんなところか。案外少ないな。まぁ、なりゆきでどうにでもなるだろう。

さて……ここはどこなのか確かめなきゃ。何か手がかりになるものはないだろうか。
このカバンは具体的に「物」を思い浮かべなければ出てきてくれない。そういう点では不便だ。
辺りを見回し、ふと部屋の中央あたりにあるテーブルに目が行った。
新聞。
そうか、これならだいたいの地域が分かる。

しかし実際手にとって目を奪われたのは、地域を表す新聞の名前ではなかった。





2008年(平成20年)


とっさに計算できなくなるくらい昔の年号が、そこには書かれていた。

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