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小劇場 : 運命の裏側・2

僕は何かの登場人物


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紙の状態から、新聞紙“そのもの”が古い古新聞であるとは思えない。

2008年? 西暦…だよな。どう見ても。
なんで真ん中が2つとも0なんだよ。だって今は――



――コンコン。

ドアをノックする音。とりあえず考えるのはやめる。もとい、思考はもはや止まっていたも同然なわけだけど。
適当に入室を促す返事をして、ノックの主を待つ。
程なくして現れたのは、自分と同じくらいの年齢の男女が1人ずつ。前にいるのは少女のほうだ。長い髪をポニーテールにしている彼女は、初めまして、という挨拶もほどほどに入ってくるなり問うてきた。
「お目覚めはいかがですか?」
なぜ、僕がさっき目覚めたことを知っているのか。そういえば、態度も毅然というより当然を感じさせ、こんな状況にやたら慣れているような気がする。彼女は何者なのだろう。
少女の後ろにいる少年。自分に似てる…かも知れない。肩につきそうな髪の長さと背格好が似ているからそう感じるだけのような気もするが。彼女とは違って落ち着かない様子でこちらの様子を伺っている。彼が例の「同じような境遇の人」なのだろうか。

観察に夢中で返事を忘れていた僕に、少女が軽く頭を下げる。
「すみません、申し遅れました。私はレイナ。こちらは英仁(ひでひと)さんです。」
「ど、どうも」
なんか空想の物語とかでお約束の展開だ。大昔――あぁ、現代(いま)にとっては今(いま)なのか――の作品にも、こんなやりとりが登場するのだろうか。
やはり少しおどおどした様子の少年を尻目に、知りたいのは名前だけじゃないんだけどな、と思いつつ自分も一応名乗っておく。
「僕はエイジ。」
そして彼女の態度も含め、本当にお約束の状況が今目の前にあるとしたら……

「まぁ、君はそのくらいすでに知っているんだろうけどね。」

何も知らない僕に言われた彼女は、少し意外そうな顔をした。

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